■グループリビングとは
グループリビングとは
一人暮らしのお年寄りや老人夫婦など、独立した生活に不安を抱える人たちが、
複数人の仲間と1つ屋根の下で助け合って暮らす「グループリビング」という住まい方があります。
こうした住まい方は高齢者や障害者らの共同生活が盛んな北欧などでは、既に数多く見られます。また急ピッチで高齢化の進む日本においても多様化が望まれる老後の暮らし方の1選択として、普及・定着に期待が高まっています。

グループリビングの特徴
グループリビングは、お互いにコミュニケーションを基盤として住み合う共同生活の1つで、比較的元気な高齢者が、自発的に高齢期の自立支援や生活支援などを目的とするもので、従来家族が行ってきた無償の行為を、仲間と一緒に住んで補完し合おうとする暮らし方です。
各人は独立した住戸(または居室)に暮らし、食事を共にしたり、家事の一部を分担する、など何らかの共同生活を行いながら、運営主体や地域の中の生活支援サービスを受けて、地域での自立した生活を目指すものです。

グループリビングは高齢期の不安要素の解消の手段として、また高齢期の人生を豊かにするための手段であり、緊急時や困った時には可能な範囲で協力し補うという生活が、孤独感を取り除き、独居などでは得られない安心感をもたらすとして期待されています。
生活の共同化や共同空間での交流が入居者に満足感をもたらし、精神的に豊かで楽しさのある生活を送ることや、他の入居者と互いに学びあえる人間関係を構築することを可能にし、一方で1人になりたい時はなれるというプライバシーの確保がされています。
有料老人ホームなどに比べ、入居者の生活の中に共同性があることと必要なサービスだけを受けながら生活するため、経済的に合理的なため値段が安いのも大きな特徴です。また入居金額が高額ではなく償却期間が長いため、もし雰囲気が合わなければ気軽に退去できます。


COCO下小田の設立趣旨
急速に進み行く高齢社会の流れの中で、私たちは藤沢市の特定非営利活動法人
COCO湘南が運営する高齢者グループリビングCOCO湘南台と出会って、
「自立と共生」を合言葉に地域と深い関わりを持ちながら元気に暮らし ている姿に感銘を覚えました。
COCO湘南 理事長 西條節子さん
現在COCO湘南台の
生活者でもありコーディネーター。
\ 全国各地でグループリビングの住まい方、増えています /
そして2018年、静岡県焼津市に設立!!

とにかく「独居リスク」を減らしたい。それが一番の想いです。
ご高齢の一人暮らしは、とても不安・寂しさも感じます。
今までは誰かの為に動いてきたから余計に喪失感孤独感は感じるはず。
離れて住む家族も「ちゃんとご飯食べてるかな?」と心配です。
しかし、だからといって他の町にいる子どもと同居で気苦労もしたくない…とか、
施設に入居するにはまだ……、など、
住み慣れた町から離れる事には躊躇してしまいます。
高齢になっても、ずっと親しんできた友人・隣人たちと、最後まで不安なく、元気に尊厳をもって、自分を大切にして生き生きと暮らせるにはどうしたらいいの?
そんな思いを持っていた人達が行きついたものが、生活者が主体となって暮らし方を決めて、地域の人たちがさまざまなかたちでバックアップする、
このグループリビングという暮らし方です。
「おたがいさま」のスタンスで、あてにし過ぎず、依存はしない。
程よい緊張感を持ちつつ楽しい暮らしを仲間とつくる。
そんなお家を提供できればと思い、グループリビングをたちあげました。

一般社団法人
グループリビング推進協議会
代表理事 坪内 孝介
運営会社

(一社)グループリビング推進協議会
住所:静岡市駿河区高松2丁目28-3
(あすなろ設計事務所内)
coco下小田 建物住所:静岡県焼津市下小田171-2
